ヴェネチア・ビエンナーレ・国際建築展2008 vol.2
総合テーマ「建築は建物のその先へ」と題され、未来に向けて”建てる”事への疑問視を唱えることをテーマにした展示が数多く見受けられた今回のビエンナーレ建築展。長い歴史を刻んできたヴェネチアの街から未来に向けた新しい建築のカタチが世界へ向け発信された。
GEHRY PARTNERS, LLP
UNGAPATCHKET
http://www.foga.com
第11回ヴェネチア・ビエンナーレ建築展キャリア部門賞に選ばれたのは大御所フランク・ゲーリー。アルセナーレ会場での展示では現在進行中のプロジェクトであるモスクワに建設予定のホテル、1/25サイズの巨大な建築模型が展示され会場での目を惹いていた。

ZAHA HADID ARCHITECTS
LOTUS
Zaha Hadid & Patrick Schumacherによる、ベッド、テーブル、ベンチ、収納が一体となったユニット家具。花の開閉のようにコンパクトに収まるようになっている。現代のテクノロジーと古い歴史あるアルセナーレ会場での展示が強いコントラストを生み存在感のある展示になっていた。

DROOG & KESSELSKARAMER
S1INGLETOWN
http://www.droog.com
今後増加傾向にある、一人暮らしの「シングル生活者の家」をコンセプトにしたインスタレーション。ドローグらしいシュールな演出が目を惹いていた。

CHILE PAVILION
I WAS THERE
チリの一般的な民家や教会などをかたどって作ったというハンドメイドのミニチュアハウス。難解な展示が多い中、素朴な展示にほっととさせられる。

ROMA INTERROTTA
1978年にピエトロ・サルトゴによって企画されたローマ再考プロジェクト。アルド・ロッシ、マイケル・グレイブスら巨匠建築家12人の美しいドローイングが展示されていた。

ITALIAN PAVILION
ジャルディーニ公園内メインパビリオンである旧イタリア館ではアルセナーレ会場と共に総合ディレクターが定めた共通のテーマのもと企画展が行われている。Experimental ArchitectureとMasters of the Experimentという2つのカテゴリーに分かれ、60を超えるさまざまな作品が展示されている。
HERZOG & DE MEURON AND AI WEI WEI
http://www.aiweiwei.com
北京オリンピックでの鳥の巣スタジアムでも話題をさらったヘルツォーク&ド・ムーロン、アイ・ウェイウェイのダブルネームによる竹を使用したインスタレーション。組まれた竹の椅子が宙を駆けめぐるような、ダイナミックな作品で来館者を迎える。

ZAHA HADID ARCHITECTS
GEHRY PARTNERS
Masters of the Experimentの企画ではザハ・ハディッド、フランク・ゲーリーら大御所建築家による初期のドローイングから建築模型、モックアップ、スケッチなどの彼らの活動の軌跡が垣間見られる作品群が展示されていた。


POLLAND PAVILION
HOTEL POLLAND-The afterlife of buildings
Commissioner : Agnieszka Morawińska
Exhibitors : Nicolas Grosperre, Kobas Laksa
パビリオン部門で金獅子賞に選ばれたポーランド館。「建築の来世」と題し、真っ赤な絨毯の上に並べれた2つのベッドだけのシンプルな空間の中に、ポーランド現代建築の写真とその廃墟となった未来の映像が合成写真で表現される。現代の社会が抱える問題を危惧したような皮肉っぽさとメッセージ性が今回のビエンナーレでのテーマと合致し高い評価を得たのだろう。

JAPAN PAVILION
Extreme nature: Landscape of Ambiguous Spaces
Commissioner : Taro Igarashi
Exhibotors : Junya Ishigami, Hideaki Oba
パビリオンの外には周囲の空間にとけ込むことを意識したという、大小4つのガラスの温室が建てられた。その内外には大場氏によって選りすぐられた草花が植えられ、心地のよい庭園が形作られている。館内は、元の日本館の構造をそのまま覆い隠さず活かした。まっ白に塗られた空間には、一つ一つ鉛筆で丁寧に描かれたハンド・ドローイングが壁一面を埋め尽くす。
「建築が持つスケール感を自然と調和させること。新しいスケール感を持つ建築を意識した。」と語ってくれた石上氏の言葉が印象的だった。



CZECH AND SLOVAK PAVILION
Sideways
http://www.zerozero.sk
Commissioner : Alexandra KusàMonika Mitàsovà
Exhibitors : zerozero untd.
スロバキアの建築グループzerozeroによるインスタレーション。ロッカーのように積まれた冷蔵庫の扉には、様々な属性のスロバキア人のプロフィールが書かれている。建築模型やドローイング、“建てる“ことで見せるのではなく、冷蔵庫の中身を比較することによって、人の習慣や日々の生活から建築を見つめていこうというシンプルなメッセージが心地よく、来館者の注目を集めていた。


NORDIC COUNTRY PAVILION
Architect SVERRE FEHN Intuition – Reflection _construction
Commissioner : Eva Madshus
Exhibitors : Sverre Fehn
ノルウェーを代表する現代建築家スヴェレ・フェン。自身が設計したノルディック・カントリーパビリオンでは、彼が手掛けた数々のプロジェクトが一堂に集められた展示が行われていた。ヴェネチア・ビエンナーレの後はストックホルム、ヘルシンキのアーキテクチャーミュージアムへの巡回が決まっている。


BELGIUM PAVILION
1907…AFTER THE PARTY
Commissioner : Moritz Küng
Exhibitors : Office Kersten Geers David Van Severen
http://www.1907.be/
http://www.desingel.be/

GERMANY PAVILION
UPDAITING GERMANY PROJECTS FOR A BETTER FUTURE
Commissioner : Friedrich von Borries, Matthias Bottger
Exhibitors : Siegrun Appelt, Ton Matton


THE NETHERLANDS
Commissioner : Ole Bouman
Exhibitors : Saskia van Stein

ビエンナーレ・アワード受賞者
・キャリア部門 : Flank O.Gehry
・キャリア部門特別賞 : James S.Ackerman
・パビリオン部門 : ポーランド館
・インスタレーション部門 : Greg Lynn Form
・ヤングアーキテクト部門 : Chilean group Elemental
la biennale di Venezia
http://www.labiennale.org/it/
Text : Atsushi Fujii / Photo : Takumi Ota
Cooperation : Takumi Ota Photography http://www.phota.jp
GEHRY PARTNERS, LLP
UNGAPATCHKET
http://www.foga.com
第11回ヴェネチア・ビエンナーレ建築展キャリア部門賞に選ばれたのは大御所フランク・ゲーリー。アルセナーレ会場での展示では現在進行中のプロジェクトであるモスクワに建設予定のホテル、1/25サイズの巨大な建築模型が展示され会場での目を惹いていた。

ZAHA HADID ARCHITECTS
LOTUS
Zaha Hadid & Patrick Schumacherによる、ベッド、テーブル、ベンチ、収納が一体となったユニット家具。花の開閉のようにコンパクトに収まるようになっている。現代のテクノロジーと古い歴史あるアルセナーレ会場での展示が強いコントラストを生み存在感のある展示になっていた。

DROOG & KESSELSKARAMER
S1INGLETOWN
http://www.droog.com
今後増加傾向にある、一人暮らしの「シングル生活者の家」をコンセプトにしたインスタレーション。ドローグらしいシュールな演出が目を惹いていた。

CHILE PAVILION
I WAS THERE
チリの一般的な民家や教会などをかたどって作ったというハンドメイドのミニチュアハウス。難解な展示が多い中、素朴な展示にほっととさせられる。

ROMA INTERROTTA
1978年にピエトロ・サルトゴによって企画されたローマ再考プロジェクト。アルド・ロッシ、マイケル・グレイブスら巨匠建築家12人の美しいドローイングが展示されていた。

ITALIAN PAVILION
ジャルディーニ公園内メインパビリオンである旧イタリア館ではアルセナーレ会場と共に総合ディレクターが定めた共通のテーマのもと企画展が行われている。Experimental ArchitectureとMasters of the Experimentという2つのカテゴリーに分かれ、60を超えるさまざまな作品が展示されている。
HERZOG & DE MEURON AND AI WEI WEI
http://www.aiweiwei.com
北京オリンピックでの鳥の巣スタジアムでも話題をさらったヘルツォーク&ド・ムーロン、アイ・ウェイウェイのダブルネームによる竹を使用したインスタレーション。組まれた竹の椅子が宙を駆けめぐるような、ダイナミックな作品で来館者を迎える。

ZAHA HADID ARCHITECTS
GEHRY PARTNERS
Masters of the Experimentの企画ではザハ・ハディッド、フランク・ゲーリーら大御所建築家による初期のドローイングから建築模型、モックアップ、スケッチなどの彼らの活動の軌跡が垣間見られる作品群が展示されていた。


POLLAND PAVILION
HOTEL POLLAND-The afterlife of buildings
Commissioner : Agnieszka Morawińska
Exhibitors : Nicolas Grosperre, Kobas Laksa
パビリオン部門で金獅子賞に選ばれたポーランド館。「建築の来世」と題し、真っ赤な絨毯の上に並べれた2つのベッドだけのシンプルな空間の中に、ポーランド現代建築の写真とその廃墟となった未来の映像が合成写真で表現される。現代の社会が抱える問題を危惧したような皮肉っぽさとメッセージ性が今回のビエンナーレでのテーマと合致し高い評価を得たのだろう。

JAPAN PAVILION
Extreme nature: Landscape of Ambiguous Spaces
Commissioner : Taro Igarashi
Exhibotors : Junya Ishigami, Hideaki Oba
パビリオンの外には周囲の空間にとけ込むことを意識したという、大小4つのガラスの温室が建てられた。その内外には大場氏によって選りすぐられた草花が植えられ、心地のよい庭園が形作られている。館内は、元の日本館の構造をそのまま覆い隠さず活かした。まっ白に塗られた空間には、一つ一つ鉛筆で丁寧に描かれたハンド・ドローイングが壁一面を埋め尽くす。
「建築が持つスケール感を自然と調和させること。新しいスケール感を持つ建築を意識した。」と語ってくれた石上氏の言葉が印象的だった。



CZECH AND SLOVAK PAVILION
Sideways
http://www.zerozero.sk
Commissioner : Alexandra KusàMonika Mitàsovà
Exhibitors : zerozero untd.
スロバキアの建築グループzerozeroによるインスタレーション。ロッカーのように積まれた冷蔵庫の扉には、様々な属性のスロバキア人のプロフィールが書かれている。建築模型やドローイング、“建てる“ことで見せるのではなく、冷蔵庫の中身を比較することによって、人の習慣や日々の生活から建築を見つめていこうというシンプルなメッセージが心地よく、来館者の注目を集めていた。


NORDIC COUNTRY PAVILION
Architect SVERRE FEHN Intuition – Reflection _construction
Commissioner : Eva Madshus
Exhibitors : Sverre Fehn
ノルウェーを代表する現代建築家スヴェレ・フェン。自身が設計したノルディック・カントリーパビリオンでは、彼が手掛けた数々のプロジェクトが一堂に集められた展示が行われていた。ヴェネチア・ビエンナーレの後はストックホルム、ヘルシンキのアーキテクチャーミュージアムへの巡回が決まっている。


BELGIUM PAVILION
1907…AFTER THE PARTY
Commissioner : Moritz Küng
Exhibitors : Office Kersten Geers David Van Severen
http://www.1907.be/
http://www.desingel.be/

GERMANY PAVILION
UPDAITING GERMANY PROJECTS FOR A BETTER FUTURE
Commissioner : Friedrich von Borries, Matthias Bottger
Exhibitors : Siegrun Appelt, Ton Matton


THE NETHERLANDS
Commissioner : Ole Bouman
Exhibitors : Saskia van Stein

ビエンナーレ・アワード受賞者
・キャリア部門 : Flank O.Gehry
・キャリア部門特別賞 : James S.Ackerman
・パビリオン部門 : ポーランド館
・インスタレーション部門 : Greg Lynn Form
・ヤングアーキテクト部門 : Chilean group Elemental
la biennale di Venezia
http://www.labiennale.org/it/
Text : Atsushi Fujii / Photo : Takumi Ota
Cooperation : Takumi Ota Photography http://www.phota.jp
本文のおわりです。




